3. 「白色度70運動」の成果
啓蒙シンポジウムなどの普及活動の結果、国や東京都そしてメディアなどから多くの共鳴が得られ、運動の輪を拡大することができました。特に、平成8年、東京都が再生品の利用を全庁内に促進するために物品購入の基準を示した「再生品利用ガイドライン」の中に「白色度70の再生コピ−用紙」を他の自治体に先駆けて明示したことで活動に拍車がかかりました。
そして、平成12年に制定された「グリ−ン購入法」の中に「白色度70の再生コピ−用紙」が国の指定品目として盛り込まれたことにより、「白色度70」は社会的な仕組みとしての評価をいただくようになりました。
 


1 平成 7年 6月  国の共鳴
 
「国の事業者・消費者としての環境保全に向けた取組の 率先実行のための行動計画」
再生品ガイドラインとして、コピー用紙類の再生紙の使用に際して「白色度のより低い用紙を選択する」ことが示された

 
 
2 平成 8年10月  東京都の共鳴
 
東京都「再生品利用ガイドライン」
使うならちょうど良い白さを選びましょう
東京都の「再生品利用ガイドライン」に白色度70再生コピー用紙が指定された

 
 
3 平成 10年 3月  国の共鳴
 
「物品等の環境負荷の少ない仕様、材質等に関する推奨制度リスト」
環境負荷の少ない物品等の調達を目的とした国の分野別ガイドラインにおいて、「白色度70」がその基準のひとつとなった

 
 
4 平成 12年 5月  国の共鳴
 
「グリーン購入法」
法律として「白色度70再生コピー用紙」が位置づけられ、国等のすべての機関で採用されるようになった

「白色度70再生コピー用紙」の使用拡大(平成13年現在)
○都道府県…100%  ○市町村…30%  ○国…100%

 
 
5 メディアの共鳴
 
・朝日新聞(夕刊)「窓」平成 7年 9月14日
・読売新聞(夕刊)「ニュ−ライフ」平成 8年 3月30日
・日本経済新聞「春秋」平成 9年 1月19日
・日本経済新聞社「社説」平成 9年 3月14日
・朝日家庭便利帳「風遊風学」平成 9年 3月号
・朝日新聞「天声人語」平成 9年 5月19日
・日本経済新聞社「社説」平成10年 2月 9日
・日刊工業新聞「社説」平成10年 3月20日
・日本経済新聞社「社説」平成10年 9月 2日
・日本経済新聞社「春秋」平成13年10月20日
・東京新聞(夕刊)「けいざい潮流」平成13年11月16日
・読売新聞「えこらいふ」平成13年12月18日
・日経産業新聞「社会貢献、長寿支える収益」 平成15年 8月19日

 
 
6 白色度70再生コピー用紙のシェア拡大
 
オフィス町内会がボランタリーの活動として進めてきた「ちょうど良い白さ・白色度70再生コピー用紙」の啓蒙に対して、実際の市場で大口のユーザーサイドが呼応したことにより、メーカーやサプライヤーサイドでも以下のように「白色度70」をこれからの主流とみなすようになりました
 

 

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