活動理念と事務局代表メッセージ
1. オフィス町内会の活動理念
 
オフィス町内会は、身近なゴミ問題から地球規模の環境問題の解決に貢献するため、企業が共同してオフィス古紙のリサイクルに取り組む環境NPOです。
具体的には、以下の3つの志を活動理念として社会貢献活動を展開しています。
 
(1)会員企業(紙のユーザー・古紙の排出者)および会員回収社のパートナーシップに基づき、経済性と継続性を備えたオフィス古紙の共同分別回収システムを実現し、紙の流通業界や製紙メーカー、行政とも連携して、地に足のついた古紙リサイクルの社会的拡大と定着を推進します。
(2)オフィス古紙の共同分別回収に加えて再生紙利用の普及啓蒙活動を通じて、紙のリサイクルの輪の完結に寄与します。
(3)紙のリサイクル活動を基礎としつつ、環境の保全に取り組むNPOなどの皆さんと連携して、限りある資源と豊かな環境を次世代に伝えるための新たな活動にチャレンジを続けます。

 


   半谷 栄寿  はんがい えいじゅ
   オフィス町内会 事務局代表

1953年 福島県南相馬市生まれ。
1978年 東京大学法学部卒業、東京電力入社。
1989年 東電社内の古紙リサイクルに取り組む。
1991年 オフィス古紙の共同回収を志向して「オフィス町内会」を設立、事務局代表を兼務。
2005年 「オフィス町内会」の新たな取り組みとして、「間伐に寄与する紙」の使用により間伐を促進する「森の町内会」活動を開始。
2010年 東京電力の執行役員を退任。


 
2. 13年間の活動を振り返って新たな出発
 

 
オフィス町内会のこれまでの社会貢献活動と、今後の進化、私どもが発展していくイメージは、上の絵のようになります。
(1)初志 振り返りますと、平成3年、13年前に古紙の共同分別回収という志をもってスタートしたオフィス町内会は、1000事業所を超える会員企業と40数社の会員回収会社を結ぶネットワークにまで成長しました。そして、会員企業・会員回収会社・事務局のそれぞれについて経済性と継続性を確立した社会貢献活動として、平成6年には総理大臣賞を受賞するという形で評価をいただきました。
(2)二つ目の志 平成6年からは、古紙リサイクルの車の両輪である再生紙の普及啓蒙という志を持ちました。全国での啓蒙活動を通して、平成12年、グリーン購入法に私どもが推奨する白色度70の再生紙が明確に位置付けられました。こうして、オフィス町内会の二つ目の志は、社会貢献活動として一定の成果に結びついたものと考えております。ひとえに会員の皆様のご協力の賜です。
(3)新たな志 今回の会員総会(平成16年7月)を期に三つ目の志を掲げようと思います。紙のリサイクルと森林の問題には連続性があります。オフィス町内会は、これからも古紙のリサイクル活動を基礎としつつ、NPOの皆さんなどと連携して、日本の森林を守る活動に新たに貢献していきたいと考えている次第です。
この新たな志については、オフィス町内会にご理解とご協力をいただいている識者のお知恵も結集させていただき、具体化してまいります。環境ジャーナリストでJapan For Sustainability共同代表の枝廣淳子さん。日本経済新聞で論説委員をされ、現在は千葉商科大学教授の三橋規宏さん。NHKの解説委員から、ただ今は高崎経済大学の教授をされている横島庄治さん。お三方やNPOの皆さんとごいっしょに、オフィス町内会の社会貢献活動を進化させていきたいと思っております。


オフィス町内会の本 抜粋
「白色度70がちょうど良い」
この本の第1章にオフィス町内会の
創立の経緯と今日までの活動が
いきいきと記されています。
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